テレワーク市場の動向
現在の企業の導入率は19%
→イノベーター理論でいうと初期市場
→イノベーター理論でいうと初期市場
〈イノベーター理論〉:商品購入の態度を新商品購入の早い順に五つに分類
アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間には容易に超えられない大きな溝(=キャズム)があると言われています。
キャズムが生まれる原因の一つは、イノベーターとアーリーアダプターで構成される初期市場と、アーリーマジョリティなどで構成されるメインストリーム市場でニーズが異なることが挙げられます。
初期市場におけるニーズ:
新しいことに製品やサービスを購入する
メインストリーム市場のニーズ:
商品のクオリティや費用対効果の高さなど「安心感」を重視
これらを背景に「商品企画(マーケティング)」は中小企業群というメインストリームに普及拡大していくことで、ビジネス/社会価値を生み出す方向性で考える必要があります。
テレワーク導入後、効果を感じられていない企業もありますが、中小企業の従業者は全体の70%であり、すでにテレワークを導入しているのは大手企業であることから、メインストリームを定義する上で、「企業規模」におけるセグメンテーションは一定有意義であると考えられます。
メインストリームに突入するためには、マスに向けたターゲティングでは適合しない可能性が高く、ニッチに攻めていくことが成功のカギとなります。
ベンチマーク企業の設定・ターゲットニーズの調査
中小企業向けにテレワークシステムを販売する以下の企業をベンチマークとしました。
※テレワークの導入にあたっての課題、導入するとした場合の課題(複数回答)(平成29年総務省「ICT利活用と社会的課題解決に関する調査研究」)より項目を作成
導入サポートは必要であるものの、競合他社の調査によれば、導入支援や効果検証まで行っている企業は無いのが現状です。
また、課題として最も回答率の高い情報セキュリティの確保については、競合他社も基本機能として導入されているため、ワークスマイルラボのテレワークシステムのみの強みとなることはありません。
これらの企業・サービスで検証した結果、現時点ではまず導入や運用の不安が大きいことから、導入支援に特化するのがよいと考えられます。
メインストリーム市場の開拓にあたり、市場ニーズである「安心感」を醸成する上では、まずテレワークシステムにおける成功事例を広いセグメントで作り、拡大していくことが急務です。
逆に機能面への投資を先行して行っても、実際に利用されなければ市場開拓は進みません。
メインストリーム市場の開拓にあたり、市場ニーズである「安心感」を醸成する上では、まずテレワークシステムにおける成功事例を広いセグメントで作り、拡大していくことが急務です。
逆に機能面への投資を先行して行っても、実際に利用されなければ市場開拓は進みません。